第51回 ちょこのちょこっとした話。
【騒音夫婦・その参】
こんにちは❗️
最近、根暗なちょこです。
社長と社員(ちょこも含む)との人間関係がうまくいけてなくて、イライラしている毎日です。
1ヶ月に1回は悪口ブログ書かないと発狂してしまうちょこです。
今日は例の年の差騒音夫婦の悪口です。
旦那さんは、70代後半で、身長が2メートル近くもあり『進撃の巨人』に出てくる巨人に似ているので『巨人さん』と我が家では呼んでいます。
奥さんは、50代後半、身長140センチくらいでコロコロなので『達磨さん』と我が家では呼んでいます。
10年前に引っ越してきた当日から連日、夕方5時くらい〜深夜2時くらいまで、部屋の中でドンドコドンドコ大きな音を立てて生活している年の差騒音夫婦です。
(詳しくは、第20回、第34回を読んで下さいね)
ザ・田舎の我が町内会では例年、年の暮れには『餅つき大会』があります。
ある年、夫婦と一緒に我が家も『餅つき大会』の役員の1人(我が家はママのかにこさんが参加しました)になりました。
騒音夫婦は、どこに行くのも一緒ですので、もちろん『餅つき大会』も2人一緒に参加です。
餅つきは、早朝6時からスタートです。
かにこさんも朝早く家を出て参加しました。
餅をつくのは男性の仕事です。
もちろん、巨人さんも、、、、
あれれ、、、巨人さんは、餅をつきません。
それどころか、
「巨人さんも餅をついて下さい」
と、頼んだ役員さんを怒鳴りつけました。
「俺にこんな仕事(餅つき)を押し付けるなんて、けしからん❗️」
その後も1時間以上、奥さんの達磨さんに文句をタラタラ言ってたようです。
(70歳過ぎた老人に餅つきを頼むなんて❗️と怒っていたようです)
『はーーーーー❗️❓
餅つき大会で餅つきしないなら、参加しなければイイのに❗️』
かにこさんは、心の中で夫婦を怒鳴りつけていました。
結局、夫婦共に何もしないまま昼食の時間になりました。
昼食作り(おにぎりと味噌汁)に頑張ったかにこさん達女性陣は、餅つきで頑張っている男性陣に声をかけました。
「お腹空いたでしょ❓
おにぎりと味噌汁食べて下さ〜い。
味噌汁の具は、豆腐とワカメですよ〜」
ここまで何もしていない達磨さんが、これまた何もしていない巨人さんに、
「味噌汁いる?」
と尋ねると巨人さんは、
「豆腐欲しい」
と言いました。
達磨さんは、お椀に山盛りの白い豆腐を入れて、巨人さんに手渡しました。
夫婦の一部始終を見ていたかにこさんは、汁の入っていない豆腐だけの味噌汁を見て、
「あんなん味噌汁ちゃうやん」
と、隣にいた女性に言うと、隣の女性が小声で、
「見て見て、旦那も旦那やで。山盛りの豆腐見て、何も言わんと食うとるで」
お椀の中のサイコロ状の豆腐を、箸で上手にすくって食べていたそうです。
(その後、巨人さんは豆腐❗️のおかわりをしました)
巨人さんが食べた後の味噌汁は豆腐が残り少なく、かにこさん達女性陣は、わかめの味噌汁になりました。
かにこさんの隣にいた女性は、昼食中、
「あの夫婦な、泥棒やねんで。
知ってるか?」
と、言いました。
『ちょこは、知ってます。
知ってますとも。
近所の家の合鍵を預かってる間に、現金盗んだ。
とか、
某コンビニを出入禁止になった。
とか』
かにこさんは返事もせず、黙っておにぎりを頬張っていました。
「あの夫婦な、泥棒一派の一味やねん」
『はーーーーー❓
泥棒一派の一味❓
何、ソレ❓
初耳やん。
ちょこ、メチャクチャ知りたーーい❗️❗️』
かにこさん、全く知りたくなかったらしく、
「あ、そ」
と、食後サッサと後片付けして、他の人の許へお喋りしに移動しました。
そこも、巨人さんと達磨さんの話題で盛り上がっていました。
餅つき中の町内会館の裏で、つきたてのお餅を夫婦揃ってクチャクチャ盗み食い(❓)していたそうです。
見つけた役員が注意すると、
「会長がくれたんや!」
あわや大喧嘩になる直前でした。
後で知った事ですが、巨人さんの兄弟と町内会会長とはお友達だったそうです。
会長は、巨人さんに、
「人手が足りないので手伝って欲しい」
と頼んだのです。
他の役員は何も知らず、何もせず文句ばかり言う巨人さんと達磨さん夫婦を餅つき大会から追い出そうとしました。
騒動を知った会長は、夫婦にペコペコして、
「早朝から餅つきを手伝ってくれてありがとう」
と、サッサと夫婦を退散させました。
この時、誰もがこう思ったことでしょう。
『『餅つき、手伝ってないって❗️』』
退散する際、夫婦揃って両手一杯につきたてのお餅を持って帰ったと、家に帰って来たかにこさんから報告がありました。
「でさ、泥棒一派って何❓」
ちょこは、かにこさんの話にワクワクドキドキ。
「知らん」
「…え?…」
「ホンマに知らんのよ」
それはないよ〜かにこさん。
その餅つき大会から半年後の夏、達磨さんと仲良しのおばさん(Yさん)が家の中で倒れました。
Yさんは、救急搬送されたのですが、その時の話です。
Yさんは、旦那様と夫婦二人暮らしでした。
Yさんの旦那様は、足が悪く家の中も外も車椅子生活です。
旦那様は、何故か達磨さんに連絡せず、別のご近所の女性(Hさん)に連絡しました。
急いで駆けつけてきたHさんは、倒れているYさんを目の当たりにして、急いで救急車を呼びました。
Yさんは、朝起床してパジャマから部屋着に着替える途中で倒れたとかで、何故か下着も付けてない状態でした。
(朝風呂の後だったのかもしれません)
朦朧とした意識のYさんは、体が全く動かすことができない状態で、畳の上でうつ伏せに倒れていました。
Hさんは、救急車が来るまでに、ズボンでも履かせてあげようと思い、達磨さんを呼びました。
コレが大間違いだったと、後にHさんから聞きました。
小柄なHさんは、対照的に大柄なYさんの下着を一人で着せてあげることが出来ないと察して、大柄な達磨さん(背丈はありませんが、横にデカイ!)を呼んだのです。
Yさんの状態を見た達磨さんは、
「パンツ、なんで履いてないの?」
と、不謹慎にもゲラゲラ大笑いしました。
その後も達磨さんは、子供のようにキャーキャー大騒ぎして、救急車が到着した時、隊員に注意されて部屋から追い出されました。
救急車がマンションの前に到着したので、駆けつけたかにこさんも救急車の付近で待機していました。
その時も達磨さんはかにこさんの横で、集まってきた近所の人達に笑いながら、
「Yさん、パンツ履いてなかってんで〜」
と言い回っていました。
かにこさんは、達磨さんを注意して止めたそうです。
Yさんと旦那様を無事救急車に乗せて見送った後、Hさんは集まった人達に謝っていました。
「達磨さんを呼んだのは私です。
すみませんでした❗️」
Yさんは、一度仮退院されたのですが、病院でお亡くなりになりました。
Yさんのお通夜とお葬式には、我が家ではかにこさんが参列しました。
両日とも、達磨さんも巨人さんも出席しませんでした。
お葬式が終わった後、何故か達磨さんが我が家にやって来ました。
「葬式、誰も誘ってくれへんかった」
かにこさんは、達磨さんにはっきりと言いました。
「私は、お通夜もお葬式も町内会の会長夫婦に誘われて、会長の車で葬式場まで連れて行ってもらいました」
と、
「達磨さん、Yさんにお世話になったとか、近所で一番仲よかったとか言うんやったら、誘われんでも一人でお通夜やお葬式には行かなあかんかったんと違うの❓」
と、
「文句言いに来る場所、間違ってるわ❗️」
オトトイキヤガレッテンダ❗️
達磨さんは、反省してるのかしてないのか、プリプリ怒って帰って行きました。
その後、Yさんを亡くした旦那様は、ヒッソリと引っ越して行かれました。
我が家には挨拶もありませんでした。
Hさんには引っ越し後、旦那様から挨拶があったそうです。
「ありがとうございました、と皆さんにお伝えください」
との事でした。
Hさんは、救急搬送時の達磨さんの件で、旦那様に改めて謝罪したそうです。
「ああいう人だと知っていましたよ。
だから、あの時Hさんを呼んだんです。
でも、あれで良かったと思います。
皆さん、達磨さんの事が良くわかったんじゃないですか?」
ちょこの家族は、とっくに知ってましたけどね❗️
騒音夫婦の『騒音』について書き忘れるところでした。
夜中にドンドコドンドコ騒音が酷くて、苦情が後を絶たない巨人さんと達磨さん。
最近は、夜だけではなくて、昼間もうるさいと苦情があったようです。
ある朝、近所のコンビニに達磨さんが行った時、店員さんから、
「お久しぶりですね」
と、声をかけられたそうです。
近所では、疎外されている夫婦ですから、話しかけてくれる人は滅多にありません。
さぞや嬉しかったのでしょう、ペラペラ店内で話をしていました。
(たまたまご近所の方が居合わせて、かにこさんに報告がありました)
達磨さん、
「昼間掃除機してるだけで、うるさいって苦情が来てん。
だから、最近は、朝掃除機してるからコンビニに来られへんねん」
と、ペラペラ喋っていたようです。
達磨さんは無類のコーヒー好きです。
餅つき大会の日も、一人でコーヒータイムを何度もしていたそうです。
コンビニにも、以前はモーニングコーヒーを飲みに行ってたようです。
かにこさんが時々目撃したと言ってました。
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『泥棒一派』についてのお話は、後にちょこが知ることになりました。
ちょこの子供時代から話さなくてはならないので、とてもとても長い話になります。
又、機会があればお話しますね。
今週のBGM
KOKIA『桜の樹の下』
KOKIAさんの歌声は、天使の歌声と言われています。
澄みきった美しい歌声をどうぞ。