tuon2366chocoのブログ

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ちょこのちょっことしたお話

【第2回 サカズキさん家の義兄弟】

 

ちょこでーーす❗️

予定通り、今回からしばらくの間、ちょこのちょっとしたお話(時には愚痴も)を読んで下さいね。

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こちらは、Pixivコミックで発見した、ちょこお気に入りの漫画のタイトルです。

当初は、BL漫画のつもりで読み始めましたが、タイトル通り兄と弟の兄弟愛を、ほのぼのとほんのりとふんわりとBLっぽく(作者の佐保さんに叱られるかもしれませんが)読ませてくれる漫画です。

 

第1話:雨の日に

 

○ 雨の公園

盃陽一(さかずき よういち・高2)、数人の不良高校生相手に乱闘中。

バッタバッタと相手を倒していく陽一。

最後の相手を殴り倒した後、バタバタと逃げていく不良高校生達。

不良高校生の1人「(逃げ腰で)くっそー、覚えてろよ、盃!」

見送る陽一とサカズキ四天王の4人。

陸前(りくぜん・高2)「さっすが陽一さん」

阿武隈(あぶくま・高2)「あの大人数を瞬殺なんて」

奥羽(おうう・高2)「やっぱ、陽一さんは、つえーや」

陽一「別に」

北上(きたかみ・高2)「またまたぁ」

陸前「倒したヤンキーは数知れず」

阿武隈「ここらで陽一さんに敵う奴は誰もいません」

奥羽・北上「「最強です」」

4人「「「「こんなに小さいのに」」」」

4人揃って、陽一の髪の毛をわしゃわしゃする。

陽一、グーで陸前と阿武隈に殴りかかろうとする。

陸前・阿武隈「「サーセンサーセン」」

と、逃げながら、陸前は両手を上げて降参するポーズ。

奥羽「そういえば陽一さん、最近お家の方はどうですか? 」

 

○雨の中、5人で公園の中をパラパラっと歩いている。

北上「再婚後、ご両親揃って海外赴任で、今、ご兄弟と二人暮らしでしょう」

阿武隈「マジっすか。そういうの気まずくなったりしないんすか? 」

陸前「おい」

阿武隈「だって気になんじゃん」

陽一「別にフツー」

北上「へ〜」

阿武隈「陽一さんのご兄弟ってどんな人なんすか? 」

陽一「あんな奴だ」

と、公園の向こうを指差す。

阿武隈「へ? 」

盃千景(さかずき ちかげ・小6)「陽一くーん」

と、雨の中、傘をさしてこちらへ走ってくる長身の千景。

千景「迎えに来たよ。一緒に帰ろう」

千景のまばゆいばかりのキラキラの笑顔に、サカズキ四天王達は『まぶしい』と右手を額に当てて日除けにする。

千景「天気予報雨だったのに陽一くん、傘持って行かなかったでしょ。風邪ひくよ」

阿武隈「よ…陽一さん、そちらが例の…? 」

千景「はじめまして。盃千景です。陽一くんがいつもお世話になってます」

と、4人にペコと頭を下げる。

4人「「「「こちらこそ」」」」」

と、頭を下げる。

陽一「(千景に)行くぞ」

と、スタスタと歩いて行く。

千景「(追いかけて)待ってよ〜」

見送る4人。

阿武隈「いい人そうだな。やたらキラキラしてたけど」

と、傘をバサッと広げる。

傘を自分の肩に乗せて、

奥羽「しかし全然似てねえな」

その横で、北上が傘をさそうとしている。

陸前「そりゃそうだ」

 

○陽一、千景がさす傘に入って並んで歩いている後ろ姿。

陸前の声「義理の兄弟なんだから」

 

○雨の公園

千景「陽一くん、ねえってば、傘に入りなよ」

広げた傘を手に陽一を追いかける。

陽一「いい」

素っ気なく先を歩く。

千景「濡れちゃうよ」

陽一「これ位平気だ」

千景「せっかく迎えに来たのに」

陽一「頼んでない」

千景、足を止めて、大きなため息。

千景「陽一くん、僕のこと嫌い? 」

陽一「(小さく振り返って)は? 」

千景「僕といる時いつも つまんなそうな顔してるし」

陽一「元から こういう顔だ」

千景「あんまり話してくれないし」

陽一「元から誰とも話さない」

千景「でも今だって 傘に入ってくれないし」

黙って千景を見る陽一。

千景「突然新しい家族ができて しかも当分子供同士で二人暮らしなんて そりゃ戸惑うだろうけど 冷たくされると悲しいよ」

千景、涙目になっている。

千景「僕は陽一くんと仲良くしたいのに」

陽一、キラキラの涙に返す言葉が無い。

陽一「俺は苦手なんだ。誰かに構われたりとか面倒見てもらったりとか、そういうの」

千景「兄弟でも? 」

陽一「義理のな」

千景「…じゃあ どうすればいい? 」

陽一、しばらく考えて、

陽一「強いて言えば…」

 

○陽一、千景が手にしている傘の柄を奪い取って、

 

○雨の公園

陽一、千景に傘をさしてやる。

陽一「こうだな」

陽一と千景に身長差があるため、陽一の腕はプルプル震えている。

千景「…腕つらくない? 」

陽一「…平気だ」

千景「こういう時は 背が高い方が傘を持つもので…」

陽一「違う」

 

○陽一の少し照れた顔

陽一「兄貴が持つもんだ」

 

○千景の困った顔から、

少しずつ顔がほころんで、ニッコリ笑顔になる。

 

○雨の中

高々に持ち上げて傘をさす陽一と並んで歩く千景の後ろ姿。

千景「優しいね。お兄ちゃん」

 

○翌日の陽一のクラス

教室の中の壁には『夜露死苦』なんて貼り紙がしてある。

席に着いて牛乳を飲んでいる陽一の周りに集まっているサカズキ四天王。

陸前「陽一さんのお兄さん おいくつなんですか? 」

陽一「弟な」

阿武隈「えっ? 」

陽一「小六」

固まる四天王。

 

このシナリオは、漫画『サカズキさん家の義兄弟』を元にちょこがシナリオ化しました。

以前、脚本家になりたくて勉強した事を思い出して書きました。

この後、番外編、第2話へと続きます。

続きが読みたい方は、漫画『サカズキさん家の義兄弟』でお楽しみください。

角川書店さんより2巻(以下続刊)まで出ております。

佐保先生〜、紹介させていただきましたよ〜。

これで、BL漫画と書いたこと、お許しくださいませ。

 

※ふんわりした感じの漫画なんですが、

{ 絵 も ストーリー も}

このシナリオで感じてもらえましたか?

 

今回なぜ、この漫画を紹介させていただいたかと申しますと、前回までの『ドキドキワクワクGENKIS(キンキキッズ編)』のコピペでのキンキの世界観を、この漫画のようなゆるふわの世界観にしたかったんですけど、上手に出来なくて、、、。

なら、この際、漫画を紹介しちゃえ!って思った次第です。

 

ちなみに、兄の陽一はツオチン、弟の千景はコオタンです。

漫画では、弟の千景は、兄の陽一が好き過ぎています。

兄の陽一も、ナンヤカンヤ鬱陶しそうですが、弟の千景を気に入っています。

そういう世界観を描きたかったんですけど、難しいですね。

 

実際キンキの2人は、学年違いますが、同い年ですし、背の高さも同じですし、剛君はヤンキー違いますからね。

光一君(千景)は天然キラキラ王子様だけ設定が同じですね。

最初から無理ありました。

 

で、反省を込めて、コピペ再スタートの際は、大きく設定を変える予定です。

剛君も光一君も、もちろん先輩後輩も出てきますけど、何かを大きく変えます。

 

では、次回以降も、もう少し、ちょこの独り言(マジで愚痴ありますよ)にお付き合いください。

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右から千景、陽一、阿武隈、陸前、奥羽、北上。