tuon2366chocoのブログ

今のところ何でも有りのブログです。

ちょこのちょこっとした話。

【第13回 東京心中・その2】

 

わーーーーーーい❗️

突然ですが、嬉しいのでご報告申し上げます。

剛君が映画『銀魂2』に出ます。

実は、ちょこ知ってたんですよね。

堂本剛のやからね』を見た時、スネ毛ツルツルだったんだよね〜。

あー、高杉さんね。って思ってました。

(実際は、ツルツルではなくて、ツンツンだったようですよ)

 

で、沢山の夏フェス参加おおきに〜❗️

ちょこは行かんけどね〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

いっぱいいっぱい出演決まったのに、行けなくて残念だ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

 

来年は、フェス参加できるように、頑張ります!

\\٩(๑`^´๑)۶////

 

映画『銀魂2』は、絶対観に行くので、許してやって下さい。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回も、BL漫画『東京心中』をそのまんまシナリオにしました。

前回(第12回)の続きです。

 

と、いうことで、腐キライな方、腐の意味不明な方、お戻り下さいね。

 

《前回までのあらすじ》

第11回読んでね〜

 

CPは、新人ADの宮坂🚹✖️その上司矢野🚹

 

今回は、キスシーンあります。

では、どうぞ。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

○TV制作会社のカッコいいビル(翌朝)

 

○ビルの中のスタッフルーム

宮坂「(寝惚け眼で驚く)え? 今日休みなんですか?」

男性「ほかのさつえいが押しちゃってそっちは急に日程変更になったよ。新しい日程は後で連絡来ると思うけど」

宮坂、寝ていたソファから立ち上がりながら、

宮坂「そうですか」

 

○食堂

一人ポツンとカレーを食べている宮坂。

宮坂の心の声『しょうがないから飯食って帰るか…今日休みなら泊まるんじゃなかったな。時間無駄にしちゃった気分』

矢野の声「宮坂」

宮坂、顔を上げて、

宮坂「あ、矢野さん!」

タバコを咥えて、コーヒーカップを手にした矢野が目の前に立っている。

矢野「それ朝飯? ここで食ってんの?」

宮坂「はぁ 昨日泊まっちゃって」

矢野「そりゃ難儀したな。俺もだけど。まぁ よくあることだから慣れるしかねぇな」

と、宮坂の前の席に座る。

宮坂「(緊張した様子で返事する)そむスか…」

矢野、黙って宮坂を見ている。

宮坂の心の声『…なんかこの前からこの人の前だとより一層プレッシャー感じるな。一緒にいるとなんでかすげー緊張すんだよ』

矢野「宮坂ってなんかしゃべり独特だよな。どこ出身?」

宮坂「あ 岩手です」

矢野「ふーん、わざわざ遠くからこの仕事しにこっちに出てきたの」

宮坂「いや、もともと大学がこっちだったんですけど」

宮坂の心の声『う…またなんとなくこの仕事選んだって言ったらマズイがな…』

宮坂「『北半球で一番くだらない番組』って知ってます?」

矢野「あー アレ シュールな番組だったな」

宮坂、嬉しくて両手に力が入る。

宮坂「(叫ぶ)うそっ! 知ってんのスか。すげぇ! この話だれにしても全っ然通じたことがないのに! さっすがギョーカイ人‼︎」

矢野、コーヒー飲みながら、

矢野「(少し戸惑いながら)お前こそよくあんなマイナーなモン知ってるな。ギョーカイ人だって今はあんま知らないと思うぞ。岩手でも放送してたのか アレ。てかお前本当に22かよ」

宮坂「(少し焦って)ハイ。オレ アレ放送されたころいろいろあって。でも なんかアレ見てたら元気出たっつーか」

宮坂、少し照れて、

宮坂「だからまぁ、ああいう番組作りたくてこの仕事選んだっつーか……」

矢野「…ふーん。俺は2より1の方が好きだったな」

宮坂「やっぱり! やっぱりそう思いましたか! なんか2は雰囲気変わっちゃったんですよね⁉︎」

矢野「…こうやってカッペは都心に集まるんだな」

宮坂、カレーを食べ続けながら、

宮坂「え? ウチの会社にそんなに地方出身の人いますか? みんな標準語でしゃべってますよ」

矢野「まぁな、俺も大阪から出てきたカッペだからな。この世界ほとんどがカッペだって」

宮坂「矢野さん大阪の人なんですか! 『なんでやねん』とか言わないじゃないですか」

矢野「なんでやねん」

宮坂「(ブーたれて)‼︎ いや…っ、矢野さんってーオレのことバカにしてますよね。そして それ ちょっと楽しんでますよね」

矢野、腕時計見ながら、

矢野「…そういや宮坂、今日急に仕事なくなったから今暇なんだよな。ちょっと付き合わねぇ?」

宮坂「?」

 

○映画館『下北沢ピカデリー』の前

 

○上映中のポスター『花になる』

 

○映画館の中

ガラ〜〜ンとした客席。

中央辺りの席に並んで座る矢野と宮坂。

宮坂の心の声『ミニシアターってヤツか? 平日の午前だから? ガラガラ。映画見るの? 矢野さんと? 」

矢野の表情は見えない。

 

○映画を観る2人

宮坂の心の声『自主制作みたいだな。ストーリーがない話……』

矢野の表情は見えない。

 

○映画を観る2人

宮坂は先程と同じ表情だが、矢野の表情は見えない。

 

○映画を観る2人

宮坂は先程と同じ表情だが、矢野の表情は見えない。

 

○映画を観る2人

宮坂は何かを感じた様子だが、矢野の表情は見えない。

 

○映画を観る2人

宮坂は泣いている様子だが、矢野の表情は見えない。

 

○映画館の中の廊下を歩く2人

矢野「お前泣いてたけど」

宮坂「(照れながら)えっ え?」

矢野「今の映画どうだった? 」

宮坂、頭をポリポリ掻きながら、

宮坂「いやぁ…実はよく意味がわからなかったですけど、不思議な感じがしていい映画だったと思いますけど…」

矢野「そっか……あの映画な俺の知り合いが脚本書いたんだ」

 

○映画館の中の売店

宮坂「え……」

矢野「(売り子の女性に)それください。

(宮坂に)大学時代の映研仲間ってヤツ。俺も本当は映画の方の仕事したくてさ。でもまぁ いろいろあってな結局そっち行けなくて(財布からお金を出しながら)今のTV専門の製作会社に入ったんだけどな。まぁ どっちも映像作る仕事だから変わりないかと思ってな」

宮坂、驚いた表情。

 

○映画館の外

矢野「ホイ、これやる」

矢野が宮坂に何か渡す。

宮坂「え」

矢野「この前海に落としたろ」

 

○宮坂の掌に、ジッポ

 

○映画館の外

宮坂、慌てて、

宮坂「ジッポですよコレ! オレのは百円のやつですよ! もらえませんよ」

矢野「いいから取っとけって。その代わり辞めるなよ。(タバコを吸いながら)ウチの会社バラエティー多く扱ってるからな。続けてれば自分の撮りたいもの撮れるときがあるかもしれない。やりたいことやってるなら絶対やめるな」

 

○宮坂の住むアパート(全景)

宮坂の心の声『まさかこんな深い話になるなんて』

 

○玄関のドアを開けようとする宮坂

宮坂の心の声『なんだかうしろめたいよ。別にウソついだつもりはないんだけど…(ガチャ)矢野さんみたいにどうしても映像撮りたいとか思ってたわけじゃないしな。なんとなく…なんとなくなんだよなオレ。いっつも』

 

○宮坂がドアを開けると、中からいずみが出て来て、

いずみ「あー! やっと会えた!」

宮坂、ビックリして、

宮坂「…‼︎ いずみ来てたのか。びっくりした」

いずみ「(怒って)なによーその言い方。電話もメールも返してくれないし、心配してたんだからね」

宮坂「アレ…そういや今日平日じゃないっけ? お前仕事は? 」

いずみ「もー! 火曜日は休みだって言ってたでしょ!」

宮坂、慌てて、

宮坂の心の声『あ〜……そうだった〜忘れでだぁ』

いずみ、宮坂を見ている。

いずみ「ねぇ いっつも忙しいって言ってるけど 本当は何やってたの? 」

宮坂「(なぜかしどろもどろ)いやっ だから本当にさっきまで仕事だったんだって」

宮坂の心の声『やべ とっさにウソついた』

いずみ、不審げに宮坂を見ている。

宮坂の心の声『うしろめたい』

 

○TV制作会社のスタッフルーム

宮坂、書類整理中。

宮坂の心の声『うしろめたいっていうより 何か申しわけない気がしてきた。オレこんな気構えでこの仕事してていいのかな。一緒にこの仕事してること自体に 罪悪感感じるな……』

後ろからユカの声「こーら宮坂手ぇ動いてないぞ」

宮坂、ビクっとなる。

ユカも何やら書類を持っている。

ユカ「アハハハービックリしたビックリした☆」

宮坂「ちょーぉ やめてくださいよぉ」

ユカ「いやー本当疲れ顔してたもんだから」

ユカ、宮坂の隣の机に座る。

宮坂「そういやユカさんはなんでこの仕事選んだんですか?」

ユカ「え! なに急にぃ(思い出しながら) えーっと確か……タダで芸能人見放題できると思ったからだったカナ」

宮坂「え! そんな理由ですか! 」

ユカ「そんなもんだよ。もはや今となっちゃどうでもいいことになっちゃったけど。さーシゴトシゴト」

と、机に向かってペンを走らす。

宮坂の心の声『(ユカをチラ見して)普通はそんなもんなのかな…オレより雑な理由だな。(考え込む)でもやっぱり矢野さんにはちゃんと本当のこと言った方がいいよな。だれにも言ってないこと教えてもらったんだし……(書類整理してるフリして更に考え込む)ユカさんにも言ってないことなんでオレに教えてくれたんだろう。一応目ぇかけてくれてるとか。だったらうれしいけど。いや 矢野さんのことだから気まぐれかもしれないし。いや それは別として。オレもちゃんと目的をもって仕事できるようになりたいから……』

宮坂「ところでユカさんはどこ出身なんですか」

ユカ「浅草」

宮坂「‼︎ カッペじゃない‼︎ 」

 

○(夜)TV制作会社のビル

 

○スタッフルームのドアを開ける矢野

宮坂、ソファに腰掛けてカップラーメン食べている。

宮坂「あ お疲れサマでス」

矢野「わびしいな オイ ほか全員帰ったのか」

宮坂、ソファから立ち上がって、書類を矢野に手渡しながら、

宮坂「ホンできました。あとスケジュールと……」

矢野「それ食ったらメインに渡しに行ってこい」

宮坂の心の声『よし言うぞ。でも なんて言ったらいいんだ? ただ謝るってのも変な感じだし……』

宮坂「や」

矢野、宮坂が今まで座っていたソファにゴロッと横になって、

矢野「宮坂 明日の準備終わったら起こせ」

宮坂「はうっ あ…多分一時間ぐらいで終わっちゃいますよ」

と、カップラーメンを片手に慌てた様子。

矢野「いいよ。すぐキヌタ行かなきゃなんねーんだ」

宮坂「せめて仮眠室使った方が…」

矢野「眠りが深くなるからイイ」

矢野を黙って見下ろす宮坂。

矢野「(寝息)く〜」

 

○メインルーム前

ドアが開いていて宮坂と男性が話をしている。

宮坂「(手渡しながら)コレ明日のホンとスケジュールです。よろしくお願いします」

男性「(受け取りながら)よろしくお願いしまーす」

 

○倉庫の中で、ダンボール整理している宮坂

 

○右手に小さな箱、左手にポットを持ち、スタッフルームに戻ってくる宮坂

 

○ソファに横になってだらしなく寝ている矢野を見て、

宮坂の心の声『落ちそうになってる』

 

○柱時計を見て、

宮坂の心の声『一時間かからなかったな。起こしてもいいのかなぁ。なんか悪いな』

 

○矢野の寝顔

宮坂の心の声『ってかオレ この人に変な気ばかり使ってるな』

宮坂、両手の荷物を置きながら、

宮坂の心の声『いや……気を使ってるっていうより興味があるんだ』

と、矢野の寝顔を見下ろす。

宮坂の心の声『なっがいまつげ。性格の割りには華奢な顔して…そういや最初女の人と間違えたもんな。こうやって寝てたらやっぱ女の人に見えるし…って そういやオレ ヒトの顔こんなに興味もって見たことながったな。人の顔っていうか、特定のモノにあんまり興味もったことなかったのかもしれない』

 

○ソファの背もたれに片手を付いて、(矢野を覗こうとしている)

宮坂の心の声『どうしてもやりたいことがあるってどんな感じですか? それが叶わなかったときどんなこと思うんですか? 』

 

○矢野の寝顔に自らの顔をうんと近づけて、

宮坂の心の声『そのとき どんな顔しましたか』

 

○矢野、バチッと目覚める。

と、同時にビックリする宮坂。

矢野、起き上がって、

矢野「どんな起こし方しようとしてんだお前」

宮坂「わっ」とか「あっ」とか「いやっ」とか叫びながら、ズザ〜ッと後ずさりする。

宮坂「(頭を下げて)スンマセン…」

矢野「お前も仮眠とっとけよ」

宮坂の心の声『何やってんだオレ なんか吸い込まれるように……』

 

○土下座している宮坂

宮坂「あのっ 矢野さん。ユカさんの出身は浅草でした…カッペじゃなかったです」

矢野、立ち上がって、宮坂を見る。

矢野「あ? 」

宮坂「あの それと この前話したことなんですけど、オレ この仕事そこまで深い理由あって選んだわけじゃないんです…この前の話もウソじゃないんですけど、あくまできっかけみたいなもんで。せっかくイイ話聞かせてもらったのにウソついたみたいになっちゃって スンマセンでしたっ」

矢野、ドアを開けながら、宮坂に

矢野「お前そんなの気にしてたのか。バカっていうか真面目」

宮坂「え?」

矢野「さっさと寝ろ。ミスとかしたら殺すぞ」

と、ドアをピシャと閉めて、出て行く。

宮坂、正座したまま見送る。

 

○(朝)TV制作会社のビル

 

○スタジオの中でモニターを見ている宮坂

宮坂の心の声『昔から』

 

○(宮坂の回想)授業中で学生服の宮坂

宮坂の心の声『運動も勉強も努力しないでもそれなりにできて』

 

○(宮坂の回想)バイト中の宮坂

宮坂の心の声『バイトとか仕事でもやっぱりそれは同じで流れに任せているだけでなんとかなってた。それはそれで楽なんだけどパッとしなくて退屈で本当に自分が必要とされる場所を探してあるいてた』

 

○スタジオ

宮坂「OKでーす。きゅうけい入りまーす」

後ろで、宮坂を見る矢野。

 

○(夜)TV制作会社のビル

 

○スタッフルーム

ガラ…とドアが開いて、ヨタヨタッと宮坂が入って来る。

宮坂の心の声『う〜〜疲れた〜もーダメもー寝る!』

と、ソファにバフッと寝る。

宮坂の心の声『今日はもう帰らない! そしたら5時間は寝れる!』

ケータイ着信音「チャラララララチャラッチャラン」

ケータイを見る宮坂。

宮坂の心の声『……いずみから着信……ってかメールもいっぱい来てるな。う〜でもダメだぁ。声でねぇもん。もう寝……』

と、そのまま寝落ちしてしまう。

 

○暗闇の中

宮坂の心の声『……? 何か……息苦しい……』

と、うっすら目を開けると、

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宮坂、ビックリして起きる。

宮坂「ぶふあっわっわっっはあっ」

矢野、座り込んで笑っている。

矢野「アハハハハハハハ起きた起きた」

 

○柱時計

矢野、時計を指差して、

矢野「寝坊。俺が来るまでに荷物運んどけって言ったろ」

 

○宮坂、ソファから飛び起きて、腕時計を見て、

宮坂「え? わっ! スンマセン」

矢野、タバコに火を付けながら、

矢野「お前最近ちょっとたるんでるな。まだ仕事辞めようかとか考えてんのか」

宮坂「え……あ……」

矢野「真面目なヤツってどうでもいいことにまで真面目に考え込むもんなのな。せっかく俺に辞めてほしくないと思わせたのにな」

宮坂「え? 」

矢野、机の上の書類を手にして、

矢野「理由が欲しいならそれ理由にすればいい」

宮坂、黙って矢野の後ろ姿を見ている。

矢野、書類を抱えて出て行こうとする。

矢野「ボケっとしてんな。行くぞ」

宮坂「(慌てて)あ…っ」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

原作:東京心中(上)

作者:トウテムポール

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相変わらず影があって見にくくてすみません。

左:矢野  右:宮坂

 

TV業界の裏側が面白く描かれているので、BL漫画に違和感ない方は、どうぞって思います。

 

でも、やっぱりBL漫画なので、読み進めるとキスシーン以上あります。

 

漫画の中の、『北半球で一番くだらない番組』を調べると実際存在しました。

意外と有名な芸能人が出演されています。

YouTubeなどで見れるかもしれませんね。

イヤイヤ、そこまで調べてないのでわかりませんけど。

 

では、次回まで。