第66回 ちょこのちょっとしたはなし
【生理】
今日は、ズバリ『女の子の日』のお話です。
この手の話がお嫌いな方、殿方は即Uターンして下さいね。
ちょこが生理になったのは小学5年生の春。
10歳でした。
春の運動会の前日でした。
当時の平均初潮学年は、中学2年生(14歳)でしたので、少し早かったですね。
ちょこが通っていた小学校では、5年生の夏休み前に女子だけ集めて『生理の授業』がありました。
夏休み前だったので、ちょこ、生理の事は何も知りませんでした。
トイレに行くと、黒い墨のようなモノが、パラッパラッとパンツに付いてました。
『どうしよう、ちょこ、ウンコ漏らした〜。
ママのかにこさんに怒られる〜』
と、夜、風呂場でパンツを洗いました。
翌朝(運動会当日)、トイレに行くと又パンツが汚れていました。
『ちょこ、原因不明の病気になったかもしれへん、、、どないしよう、、、』
汚れたパンツは、学校から帰って来たら洗うつもりで、ビニール袋に入れて洗濯カゴに入れました。
ちょこの住む田舎の小学生の朝は、集団登校します。
その日は、春の運動会の日でしたが、毎日、集団で登校する事になっていました。
「いざ出発!」
って時に、ちょこのママかにこさんが、ちょこを呼びました。
「ちょこちゃん、ちょっと!!」
「はい?」
ちょこは、集団から離れて、かにこさんと一緒に家に帰りました。
家に帰ると、かにこさんのお古のパンツ(生理用パンツ)を渡されました。
「何❓」
「ちょこちゃん生理になったやろ?
おめでとう。
今日は、お赤飯炊いてあげたいけど、ちょこちゃんの好きな豆ご飯にしてあげるわな」
『生理』という聞きなれない言葉よりも、
『ちょこ、別に豆ご飯好きじゃないけどな〜』
って思いながら、フンフンと聞いていました。
(後で知った事ですが、かにこさんは豆ご飯が大好きなんです)
生理用パンツに脱脂綿みたいなフワフワした生理用ナプキンを挟んで、パンツを交換しました。
当時の生理用パンツは、お股の部分がナイロンの網状になっていました。
ちょこがこんなに早く生理になると思っていなかったので、かにこさんは生理の用意をしてくれてなかったのです。
ちょこは、生理用ナプキンを『パン』と呼んでいます。
当時の『パン』は今と違って、裏側に細く小さなテープがちょこッと付いていて、パンツからのズレを防いでいました。
その年の夏休み前、やはり『生理の授業』がありました。
毎年、一部の男子児童が学校の片隅に残っていたりします。
ちょこのクラスの男子も一部残っていて、教頭先生に呼び出されていました。
「暇やったら、校長先生の教室掃除してくれって言われて、掃除して来た」
そうです。
ある日、友達のルパンが、
「あたし、ちょこちゃんの秘密知ってんねん」
って言ってきました。
最初、何のこっちゃと思ったけれど、途中で生理の事だと気づきました。
「そんなん秘密違うやん。
女性は皆んな大人になったらなるやん」
って言うと、そこから生理について質問攻撃が始まりました。
実はルパン、ちょこより早く生理になっていたらしく、ちょこから新しい情報が知りたかったようです。
当時は、今みたいに生理品のCMも少なかったと思います。
店に置いてある『パン』の種類も多くないですし、生理用パンツも今みたいに可愛くないですしね。
ちょこは、あの日(10歳)から今現在まで1ヶ月に1回1週間程必ず生理があります。
量や日数も平均より多いと思います。
小学6年生の修学旅行最終日、生理になりました。
当時は、28日周期とか数えた事がなく、いつもかにこさんが、
「そろそろ生理と違うか?」
と、教えてくれていました。
まさか、修学旅行中に生理になると思っていなかったので、白いスカートをはいていました。
この時はまだ、ポタポタ程度だったので、パンツに血が付いた程度でした。
小学卒業式の日も生理でした。
前日に卒業式の練習があったのですが、体育館の床に直接座らされての練習でした。
「ちょこちゃん、足から血が出てるで」
と後ろの女の子が教えてくれました。
見ると、白い靴下が真っ赤になっていました。
突然、生理になったのです。
「ありがとう😊」
そう言って靴下を脱いで、卒業式の練習を終えました。
ちょこが中学生の時、兄のかしわくんが体調不良で寝ていました。
かしわくんが、布団の中からちょこを呼びました。
「窓開けて、空気の入れ替えをしてほしい」
と、頼んだのです。
窓は、かしわくんの頭の上にあります。
仕方なく、かしわくんの頭をまたいで窓を閉めようとした時、かしわくんが、小さな小さな声で、
「あ、生理、、、」
そうなんです❗️
ちょこ、生理になっていたのに気づかなかったのです。
この3回の失敗がありましたが、その後は、しっかり者のかにこさんのお陰で失敗する事もなく過ごしていました。
社会人になって、後輩が、手帳のカレンダーに赤ペンで🔴を付けていました。
「コレ、何の印❓」
「生理の予定日」
「え?
生理の予定日なんかわかるの?」
「だいたいわかるよ。
私は28日周期。
生理開始日から28日目に印すると、だいたいその前後2〜3日に生理になるねん」
「へ〜」
この28日周期の数え方、今も続いています。
ちょこは、カレンダーに『太陽マーク』を描きます。
中学生の時、体育祭の練習が終わって家に帰る途中の出来事です。
近所のクソガキが数人、ちょこに向かってイタズラを始めたのです。
セーラー服を道端で脱がされたのです!!
それは良しとして(へ?って思うけどね)、セーラー服の下は上下共に体操服着てたからね。
下は、黒い短パンでした。
そこへ、友達のルパンのお母さんが通りかかりました。
ちょこを見ると、
「毛糸見えてるで」
と言ったのです。
『へ?
毛糸?
ちょこ、毛糸のパンツはいてないで〜』
ルパンのお母さんは、そのまま行ってしまいました。
確かこの日は、生理前で『パン』を挟んでいました。
でも、見えてないはず、、、。
いつかお会いする事があったら、この時の『毛糸』って何か尋ねてみたいですね。
かにこさんや妹のたばこちゃんも子宮の病気になっていますので、ちょこも何かしら病気になってるかもしれません。
病院に行った事がなく、子宮頸がんの検査もした事がありませんから不明ですけど。
たばこちゃんや先輩からは、婦人科検診行くように勧められています。
でも、、、怖いよね〜。
量が多いので、20代からタンポンを使っています。
最初は、指にサックを付けて、指で押して入れるタンポンを先輩から教えてもらいました。
痛くて痛くて、2〜3本失敗して、ようやく我慢して入れても、違和感があって直ぐに抜きました。
最近のは、アプリケーター付きのタンポンで、スムーズに出し入れできます。
もし、量が多いとかで粗相してしまう方、一度お試し下さい。
凄く楽ですよ。
泊まりの旅行の時、生理になって、慌ててゴミ袋をシーツの上に引いて寝た経験上、タンポンを入れた後は家のシーツも汚れた事がありません。
ただ、タンポンを入れるとダラダラ生理が続く事を最近知りました。
今は、1日目と量の多い日と夜だけタンポンして、残りの昼間は『パン』を2重に重ねて生活するようにしています。
でも、ついついタンポンすると楽だから使ってますけどね。
布ナプキンを使用してる友達もいます。
「布ナプキンにしてから、1週間あった生理が3日で終わるようになってん。
生理の血も、ダラダラ流れなくて、トイレに行くとドバッと出る感じ。
もしよかったらちょこも試してみ」
って。
イヤイヤ、無理無理。
怖いわ〜。
絶対無理やわ。
ちょこの場合、ボタボタやし。
ここ数年前から、生理の量や日数がいつもの2倍ほど多かったり少なかったりしています。
多い時は、2〜3週間大量出血が続くのです。
少ない時は、2〜3日(タンポン数本)で終わったりするのです。
(生理日はキッチリ月一来ます)
女の先輩に色々相談すると、
「もうすぐ終わるかもね」
「婦人科行ってみたら」
とか、言われました。
知り合いの女性は、40代の半ばで閉経が来たそうです。
平均50代の半ばまでに閉経が来るそうです。
今、生理になる周期がバラバラなんですよね。
以前は28日周期だったんですけど、30日周期だったり、25日周期だったり。
いつ始まるかもわからないので、生理が終わっても常に『パン』は持ち歩いてます。
ちょこは、閉経になったら憧れの白いパンツ(生理用パンツやショーツではありません)をはいて外出したいです。
以前買った事があるんですけど、やっぱりショーツの線とか気になって履けませんでした。
閉経になったからといって、ショーツの線は消えませんけどね。
ノーパンで履く勇気ありませんし。
ただ、オシャレの幅が広がりますから。
閉経が来ると、次は人生最強の山場、更年期障害がやってくるそうです。
かにこさんが更年期障害の時、肩やら足やらをちょこ達兄弟が毎日マッサージしてあげてたな〜、と懐かしく思っています。
ちょこの肩、誰が揉んでくれるのかしら❓
サロンパスとお友達にならなきゃ、、、
そうそう、『生理』って皆さん何て呼んでますか?
ちょこは昔、可愛く『女の子』って言ってましたね。
他には、『アンネちゃん』『アレ』『あの日』『お客さん』『月の日』まあ、色々ありますが、、、
最近のちょこは、ズバリ『生理』って言います。
この長い長い『生理』、最後まで仲良くしたいですね。
本日のBGM
『女の子に生理があるの歌』初音ミク
♪女の子に生理があるのは
いらない卵子を
外部に出すため
男の子の精子が飛び出す
子供につながる
受精卵♪